整体操法とは手技療術の大いに発展した大正から昭和初期という時代は、武術の裏技として継承されてきた医術である活法や民間に伝わる古来からの日本的な療術に加えて、カイロプラティックやオステオパシー等に代表される海外の療術の影響を受け、さまざまな手技療法が発展昇華した時代でした。 整体操法は、第二次世界大戦中から戦後にかけて、戦争の混乱で優れた技術が消滅してしまうことをたいへん惜しんだ一流一派を率いる名人 ・大家と呼ばれる人々が、療術界の発展のために新しい技術体系を創り出そうと一堂に会し、整体操法制定委員会なるものを組織し、それぞれの経験にもとずく見識と理論と技術を持ち寄って、効果を確認しながら吟味厳選しつくられたものが「整体操法」です。しかしながら単なる良いとこ取りの寄集めに陥ることなく理論的にも統一され、優れた身体調整の技術体系となりえたのは、ひとえに整体操法制定委員会の編集長的存在であった「整体操法」の創始者である野口晴哉氏の卓越した人間観 ・生命観に貫かれて創出されたからでしょう。 この野口氏の思想と技術という中心となる基盤があったからこそ、整体操法が誕生したのです。 二宮式整体とは
二宮式整体の特徴
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